会員館紹介
中之島香雪美術館Nakanoshima Kosetsu Museum of Art

朝日新聞社の創業者・村山龍平が収集した美術品を所蔵する香雪美術館(神戸・御影)の分館として、2018年3月に開館しました。大阪屈指のビジネス街にありながら、静かに美術品と向き合える「市中の山居」がテーマです。
2018年度は、開館記念展として1年間を5期に分けて、所蔵品を紹介しました。重要文化財19点をはじめとする刀剣・甲冑、仏教美術、中近世絵画、書跡、茶道具、漆工芸など幅広い分野のコレクションの全容を初めて紹介。その後も村山コレクションを中心に多彩な展覧会を開催しています。また、常設展示として、旧村山家住宅の茶室「玄庵」(重要文化財)を再現した展示も見て頂けます。
2018年度は、開館記念展として1年間を5期に分けて、所蔵品を紹介しました。重要文化財19点をはじめとする刀剣・甲冑、仏教美術、中近世絵画、書跡、茶道具、漆工芸など幅広い分野のコレクションの全容を初めて紹介。その後も村山コレクションを中心に多彩な展覧会を開催しています。また、常設展示として、旧村山家住宅の茶室「玄庵」(重要文化財)を再現した展示も見て頂けます。
- ホームページ
- https://www.kosetsu-museum.or.jp/nakanoshima/
- 住所
- 大阪府大阪市北区中之島3-2-4 中之島フェスティバルタワー・ウエスト4階
- 電話番号
- 06-6210-3766
- メールアドレス
- n-info@kosetsu-museum.or.jp
- 開館時間
- 午前10時~午後5時 ※ご入館は午後4時30分まで
- 休館日
- 月曜日(祝日の場合は翌火曜日)、年末年始、展示替え期間 ※展覧会期間はHPなどでご確認ください。
展覧会

特別展 土田ヒロミ写真展「ヒロシマ・コレクション」―1945年、夏。
写真家としてのデビュー以来、土田ヒロミ(1939- )は、一貫して戦後の日本を主題に撮影を続けてきました。なかでも、広島平和記念資料館の被爆資料を撮影した「ヒロシマ・コレクション」は、土田のライフワークとなっており、被爆80年にあたる2025年だからこそ、土田の写真は日本とその行く末について深く再考する機会を与えてくれるでしょう。
被爆資料の撮影にあたり、土田は、徹底して私的な解釈や情緒的な自己表現を避けようと努めてきました。悲劇的な形象や象徴性を強調するのではなく、身近な衣類や日用品など、資料そのものを記録することに徹し、誰もが認識できる記号的性質を重視しているのです。一方で、それらの記号の下には資料にまつわる具体的なエピソードが写真と同等のものとして添えられます。そうすることによって土田は、80年前に広島で起きた大惨事が、現在の日常につながっていることを示唆しようとします。それらをわたしたち自身の問題として認知するために――それが「ヒロシマ・コレクション」のために選択した土田の方法論です。
本展は、2023年開催の国際美術展カーネギー・インターナショナルにおける「ヒロシマ・コレクション」の展示を超える、過去最大の点数を展示します。
- 開催期間:2025/6/28~2025/9/7
■図録
土田ヒロミ写真展「ヒロシマ・コレクション」―1945年、夏。
- 価格:3,300円