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節分

節分
「節分」は「せち分かれ」とも言い、季節の変わり目、すなわち立春・立夏・立秋・立冬の前日を指す言葉です。旧暦(きゅうれき)では、立春とお正月が近かったため春の節分が代表的な行事となっていきました。この日の夜、春をもたらす神様を迎え、農作業の無事と作物の豊作を願いました。

豆まき

  神様が訪れる時は、悪さをするもの(鬼)も一緒にやってくると考えられていました。このため、神様を迎い入れ、悪しきものを追い出すために「豆まき」が行われました。「鬼は外、福は内」のことばにもそれが伺え(うかがえ)ます。また、地方によっては魔目(まめ)(鬼の目)めがけて豆を投げることで、魔滅(まめ)する(魔が滅する)という意味もあったようです。このとき蒔(ま)かれた豆を自分の年の数だけあるいは、年の数+1だけ拾って食べ、一年の無病息災(むびょうそくさい)を願う風習も残っています。
 

厄(やく)よけの飾り

  いわしを焼いて食べた後、頭を柊(ひいらぎ)の小枝にさして、軒下などに飾りました。柊は葉がのこぎりのようにとがっているので、「鬼の目突き」とよばれていました。また、いわしの頭は、その悪臭で、邪気(じゃき)の侵入をふせぐとされていたようです。
※地方よっては、マメのからを一緒に飾り付けることもありました。


柊(ひいらぎ)

柊(ひいらぎ)
肌に触れると、葉のとげでひりひり痛い(ひいらぐ)ことからこの名前が付けられたともいいます。木の高さ4〜8mの常緑樹(じょうりょくじゅ)。とげがあるのは若い木だけであり、老木になるととげが無くなります。
鰯(いわし)

鰯(いわし)
近海の天然ものが豊富に獲(と)れる魚で、ニシン目ニシン科の「まいわし」と「うるめ(潤目)いわし」、ニシン目カタクチイワシ科の「かたくち(片口)いわし」などの種類があります。「まいわし」は体側の黒い斑点(はんてん)が特徴で、その斑点の数から「七つ星」とも呼ばれます。「うるめいわし」は目がうるんで見える、ということからこの名前があります。「かたくちいわし」はまいわし・うるめいわしより少し細身です。上あごが下あごより前方に突き出していて、片側にしか口が無いようにみえることからこの名前があります。昔から色々な調理法が工夫されてきた魚です。
 

厄よけ飾りの作り方

 
厄よけ飾り

厄よけ飾り
1) 柊の枝を用意します。
2) 鰯(いわし)を焼いてきれいに食べます。
3) 頭を切り落として、柊(ひいらぎ)の枝に差します。
4) 玄関(げんかん)の軒下(のきした)などにかざります。
 

文:富士見市立諏訪小学校 平岡健
最終更新日:2008年4月23日

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